ゆっくりの生化学講座『毒と薬 ~トリカブト保険金殺人事件を例に~』
ニコニコでもマイナーなジャンルの生化学。身近なのになじみがない。そんな学問について、ゆっくり…
アコニチンは、トリカブト属の植物に含まれる猛毒のアルカロイドである。トリカブトはアコニチンのほかにもメサコニチン、ヒパコニチン、ジェサコニチンなどの類縁体を含有している。これらアコニチン類は神経細胞のNa+チャネル(ナトリウムイオンが通過するタンパク)に作用する。これによりNa+チャネルが開口し続け、脱分極が持続する(神経興奮が持続する)。中毒量を摂取すると、嘔吐、痙攣、呼吸困難、不整脈などを引き起こし、死に至る。解毒薬はないため、摂取した場合は胃洗浄を行う。LD50(半数致死量:投与された動物の50%が死亡する量)は、経口投与で5.97mg/kg(ラット)。
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